1859年に開園し、市民の憩いの場として親しまれていた植物園が世界遺産に登録されました。半日程ゆっくり時間を取って緑溢れる園内を散策してみましょう。
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シンガポール植物園
約74ha(東京ドーム13個分)の敷地に約1万種もの多様な植物が植えられており、国内最大の植物園となっております。1800年代後半にここで研究されたゴムが東南アジアの近代工業を発展させた事、希少な植物が生息する事などが評価され、国内初の世界遺産に登録されました。園内には、最大の見所である「国立ラン園」、薬草を展示する「ヒーリング・ガーデン」湖、池などが点在しております。植民地時代の面影を残す建物、イングリッシュ・ガーデン、「ヘリテージ・ツリー」と呼ばれる47本の古木なども見られます。
アクセスと園内交通
7つの入場ゲートがあるが、見所が集中するのは南側のタングリン・ゲート。園内に交通機関はないので徒歩で回る事になります。
おすすめの時期・時間帯
シンガポールは常夏なので、いつ行っても多くの植物を見る事ができます。比較的涼しく、空気が澄んだ朝〜午前中に行くのがおすすめです。
注意事項
園内は年中24℃〜33℃と暑いので、帽子・水などの用意をして下さい。靴は歩きやすいスニーカーで行く事。また、花や植物を折って持ち帰る事は厳禁です。
【料金】無料(施設により一部有料)
【休み】なし(施設により一部異なります)
【交通機関】オーチャド駅から車で約10分
【住所】1 Cluny Rd. (電話番号)6471-7138
国立ラン園
世界最大規模のラン園で、園内最大の目玉。1000種類以上の原種と2000種以上の交配種の洋ラン約6万株が栽培され、季節ごとに色とりどりの美しい花々を見る事ができます。1928年シンガポールの主要産業となるランの交配と栽培を始めたのが由来です。世界の著名人の名前が付いたランが集まる「VIPオーキッド・ガーデン」も必見です。
ジンジャー・ガーデン
数百種のショウガが集められた珍しいガーデン。約1haの園内に、東南アジア、中南米の熱帯雨林に分布する多様なショウガが植えられています。熱帯の木々に囲まれながら、真っ赤に咲く蕾を探してみましょう。
【営業時間】5時〜24時 休みなし 料金無料
ジェイコブ・バラス・チルドレンズ・ガーデン
ツリーハウス、迷路などが点在する子供達の為の遊び場。自然と植物に親しみながら遊ぶ事ができ、いつも元気な声でいっぱいです。
こんな動物を探してみよう!!
自然に囲まれた園内は、動物達の楽園です。澄んだ鳴き声を放つ南国の鳥類、色とりどりの蝶を始め、湖では白鳥・黒鳥にも出会えます。体長2mものオオトカゲに遭遇したり、小型の鳥タイヨウチョウ、木々の合間から顔を覗かせるリス、真紅の顔を持つクリムゾン・サンバードなどがいます。
【定休日】月曜(祝日の場合開園)料金無料
まとめ
いかがでしたでしょうか。シンガーポールは埋め立てが進んで、昔は東京23区と同じくらいの大きさでしたが、今では東京23区より1割以上大きくなっており、日本で例えると、新潟市と同じくらいの面積になっております。(新潟市726.1㎢、シンガポール724.2㎢)年々、国土面積が広がっているシンガポール。今後、まだまだ発展して行きそうな国となっていますので要注目です。
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