
マレーシアと言えばやはり、クアラルンプール。他に人気な都市は、、、と聞かれますとどこか思いつく所はありますか。
意外と知られていないジョホールバル。 あまり聞いた事がないと言う方も多いかと思いますが、マレーシアの第2の都市と言う事もあり情報があまりありませんが訪れる方は結構いています。そこを今回は紹介させて頂ければと思います。
スルタン・アブ・バカール・モスク
マレーシアで最も美しいとされている木造モスク。ジョホール海峡を見下ろす丘の上に立っており、白い壁と青い屋根のコントラストが印象的となっております。「近代ジョホールの父」であるジョホール国王アブ・バカールの命を受けて8年の歳月をかけ作られ1900年にようやく完成する事ができました。
広い礼拝堂を持つこのモスクは一度に2000人もの信者を収容する事ができます。礼拝時間以外は内部の見学も可能で服装が決まっており、男性は「長袖と長ズボン」女性も「長袖と長ズボンとスカーフ」の着用が決まっております。高台から眺める街並みも綺麗です。
スルタン王宮博物館
国王アブ・バカールが1886年に建てた王宮。白と青のコントラストが美しく、ビクトリア調の建物内に実際に使用されていた家具、食器、衣装などが7万点も展示されております。館内には国王や王妃の部屋が再現されています。整備された美しい庭園からジョホール海峡を眺める事ができます。
ジョホール動物園
1928年に開園しアジアで最も古い動物園の1つとなっております。あまり大きな動物園ではなくライオン、ゾウ、オラウータン、トラと言った定番の動物から日本ではあまり見る事ができないカラフルな鳥や爬虫類まで飼育されております。どの動物も至近距離で観察でき、お子様連れのファミリーが多く見られます。スルタン・アブ・バカール・モスクから徒歩10分程の距離なので行ってみたいですね。
タンジュン・ピアン国立公園
ユーラシア大陸最南端の岬を中心とする国立公園。敷地内は大変広く、森が広がっており、回廊を歩きながら園内を散策する事ができます。森の中には野生の猿や鳥が多く生息しており運が良ければ会う事ができるかもしれません。
ジョホールバル市内から90 kmほど離れた所にあり、バスかタクシーを利用するか現地ツアーに参加するのがおすすめです。名前と日付入りの「アジア大陸最南端の地到達」と言う認定書も発行されているのでこれは是非欲しいですね。
新山華族歴史文物館
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中華系民族がマレーシアに渡ってきた歴史をパネル形式でこちらは紹介しています。ジョホールバルの歴史に華人が深く関わってきた事を示す資料館だけにここは是非訪れたい所です。ジョホールバルは中国語で「新山」と呼ばれていたそうです。
館内には、華人の世界に浸透している秘密結社の様子や第二次世界大戦時の日本統治の様子が様々な資料を通して展示しております。解説もわかりやすくなっておりじっくり読みながら回って欲しいです。ショップも併設されており、マレーシアの歴史に関する資料や本も販売しております。
マレー民族村
マレーシアは多民族国家で有名ですが、実はそのうちの約6割がマレー系民族で占めております。また、ここが伝統的文化であり、ジョホールバルの観光ツアーで訪れる人気スポットです。
カラフルな衣装を身に着けて踊るマレーダンスの鑑賞や伝統家屋の見学だけでなくバティック(ろうけつ染め)、石鹸作り、名物料理の体験、試食も楽しむ事ができます。ショップにはバティック染めの小物、伝統工芸品の販売もしておりお土産としても購入する方もいます。
柔怫古廟(ジョホール・グーミャオ)
ジョホールバルの道教寺院「柔怫古廟」は様々な宗教寺院が並んでおります。このエリアを歩いていると、マレーシアの多民族国家である事をより強く感じる事ができます。寺院は5つの地域の神々を祀っていて、中国系移民の心の拠り所となっております。柔怫古廟で有名なのが旧正月に行われている「遊神」と言うお祭りです。5つの神像を神興に乗せて市内を練り歩くもので、140年以上の歴史があります。五神像はそれぞれ異なった表情をしており、そちらも見所の1つとなっております。
いかがでしたでしょうか。関西空港からシンガポールに行き、ジョホールバルまであっという間に行く事ができます。私もサラリーマンをしながら海外を飛び回る生活をしており全て旅行で23カ国回ってきました。ここなら2泊4日でも行ける所なので、有給を使って行ってみてはいかがでしょうか。