
ビール王国で有名なベルギー。800以上の銘柄が存在し「地ビール天国」とも言われています。各地の素材を生かし気候風土に合った製法で造られたビールは、個性豊かです。本場のビアカフェで飲み比べをして楽しんでみましょう。
トラピストビール
ベルギーにある6カ所のトラピスト会。修道院の醸造所のみで製造されているビールだ!!
シメイ・ビール
スクールモン修道院で製造。最も有名なトラピストビール。瓶内で二次発酵され、甘いカラメルの味と香りがします。ラベルにはヴィンテージが記載されております。アルコール度数は9%です。
オルヴァル
オルヴァル修道院で製造。トラピストビールの最高峰。フルーティな香りとホップの苦みが効いた味わいが格別です。泡は少なめでアルコール度数は6.2%です。
ロシュフォール10
サンレミ修道院で製造。アルコール度数が高いです。重厚感のある味わいで甘みが強く苦みとのバランスが絶妙となっています。アルコール度数は11.3%です。
ウエストマール・トリプル
ウエストマール修道院で製造。比較的色が薄く白っぽいのが特徴です。強い泡立ちでホップの香りが高く、フルーティな味わいです。アルコール度数は9%です。
ホワイトビール
大麦麦芽以外に小麦に使用。白っぽく濁っているビールだ!!
ヒューガルデン・ホワイト
ほのかに甘酸っぱく、喉越しが軽くて飲みやすいです。アルコール度数は5%です。
セゾンビール
かつては農閑期に造られ、夏場に飲まれていたビールだ!!
セゾン・レガル
ホップの香りが豊かで軽い口当たりがします。アルコール度数は5.5%です。
レッドビール
上面発酵後、オーク樽で熟成させている。フランダース地方特産のビールだ!!
ローデンバッハ・グラン・クリュ
オーク樽で2年以上も発酵しています。酸味と独自のコクが特徴的です。アルコール度数は6%です。
ゴールデンエール
淡く美しい金色で深みのある味わいがあるビールだ!!
デュヴェル
メレンゲ状の細やかな泡が特徴です。まろやかでキレが良い味です。アルコール度数は8.5%です。
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ギロチン
フランス革命200周年の記念日に造られたビール。フルーティかつスパイシーな味わいが特徴的。アルコール度数は9%です。
スペシャルエール
他のカテゴリーには属さない地ビールだ!!
パウエル・クワック
甘めで口当たりが柔らかいビール。フラスコのような形のグラスが有名です。アルコール度数は8%です。
禁断の果実
繊細な泡立ちでスパイシー。濃厚な甘みとドライの良さを伏せ持っています。アルコール度数は8%です。
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ランビックビール
独特の香りと酸味が特徴的。フルーツを加えて発酵させたクリーク、ブレンドのグーズがあるよ!!
ベルヴェー・クリーク
ランビックビールに地元産のチェリーを漬け込み発酵させた色鮮やかなビールとなっています。アルコール度数は5.2%です。
カンティオン・グーズ
年代の違う3種類のランビックビールをブレンドさせ、2次発酵させて2年以上樽で熟成。辛口で爽快となっております。アルコール度数は5%です。
アビイビール
トラピスト会以外の修道院に伝わるビール。昔のレシピを元に醸造しているんだ!!
マレッツ・ブロンド
アビイビールの中でも口当たりが軽く、ほのかなハーブの香りが特徴的です。アルコール度数は8%です。
レフ・ブロンド
厳選された香り高いモルトを使用。フルボディで、控えめな甘さと程良い酸味があります。アルコール度数は6.6%です。
ベルギービールの豆知識はビールもグラスも種類が豊富です。
・上面発酵ビール(エール)→20℃前後で発酵。
・下面発酵ビール(ラガー)→低温で発酵。
・自然発酵ビール→野生の酵母とバクテリアで発酵。
大きく3つのタイプに分かれており、更には生産者やビールの色の特徴など11〜14タイプに細分化されています。最も一般的なのは下面発酵のラガーの多くがピルスナータイプです。ワイン感覚で楽しむなら、「上面発酵ビール」と「自然発酵ビール」がおすすめです。ベルギービールには銘柄ごとにオリジナルグラスがあり、アルコール度数の低いビールはロングタンブラー、冷やして飲む物は体温が伝わりにくい厚手のタンブラーを使います。